Tapo C425 バッテリー内蔵のフルワイヤレスな監視カメラ

5.0
Gadget-camera
記事内に広告が含まれています。

2024年2月21日にTP-Link社からバッテリー内蔵のフルワイヤレス監視カメラ「Tapo C425」が発売されました。本記事ではTapo C425を旧機種と比較しながらわかりやすくご紹介していきます。

本記事は次の方にもお勧めです。

  • 本製品が気になる方
  • 屋外対応の監視カメラを手頃に設置したい方
  • 有線型との違いをざっと知りたい方

ここから目次とメイン記事です。

Tapo C425の基本スペック

参考までに同じくバッテリー内蔵型である「C420」との比較も載せていきます。

項目C425C420
本体サイズ116.2 × 64.8 × 64.8mm110.6 × 64.2 × 64.2mm
本体重量235g275g
撮影解像度2K QHD 4MP
(2560 × 1440 px)
2K QHD 4MP
(2560 × 1440 px)
撮影範囲150°113°
夜間撮影○ (赤外線LED、白色LED)○ (赤外線LED)
音声入出力
サイレン機能
Wifi○ (2.4GHz)○ (2.4GHz)
検知センサー類・シングルモーションセンサー
 (水平視野角: 130°)
・シングル周囲光センサ
・シングルモーションセンサー
 (水平視野角: 110°)
・シングル周囲光センサ
記録・Micro SD Card 512GB(本体)
・Tapo Care(クラウド)
・Micro SD Card 512GB(ハブ)
・Tapo Care(クラウド)
防水防塵IP66IP65
バッテリー容量10000mA/h (交換不可)
※付属のUSBケーブルで充電
※太陽光パネル接続可
6700mA/h (交換可)
※付属のUSBケーブルで充電
※太陽光パネル接続可
設置に関する補足ハブ装置は不要。
マグネット方式で手頃。
ハブ装置(H200)が必ず必要。

大きさは350ml缶と同等の大きさで、重量は350ml缶よりも軽量です。
(350ml缶の大きさは約120 x 60 x 60mmです)

C420と比較した際のポイント
  • 設置がマグネット方式となり、場所によっては手頃に設置できます。
  • 全体的に機能向上が図られ、防水性能もアップしました。
  • ハブ装置が不要となり、単体で動作可能です。
    → 言い換えればハブ装置にSDカードデータを集約できないということ。

基本的な設定や操作はTapoシリーズ共通のTapoアプリを通します。

Tapo C425の特徴や利用など

主な特徴

マグネット式で設置しやすい

次の設置パターンがありえます。

  • カメラ本体+マグネット台座+金属壁など
  • カメラ本体+マグネット台座+金属プレート(ビス止め or 両面テープ)
    ※金属プレートは商品に付属しています。

前者であれば、圧倒的に設置が簡単です(本製品の一押しポイント!)

お手頃設置

設置場所に金属製の壁や柵があれば、最初にマグネット台座をくっつけて、続いてカメラ本体もくっつけて角度調整をすれば監視スタートです。

カメラ本体の角度調整は約45°可能です。
→ 壁に取り付けた場合は、カメラ本体を斜めに見下ろすような設置が出来るということ。

簡単に取り外しが出来るため、夜間だけ設置するようなことも可能です。

両面テープ

金属プレートは両面テープでも固定可能です。

本体重量が235gとなっているため、簡単には外れないと考えられますが、次の点に気をつけて設置しましょう。

  • 設置場所は綺麗にふいておきます。
  • 貼った後は数分以上は圧着しましょう。
    ※特に気温が低いと接着力が弱くなるため注意しましょう。

広範囲を高画質に記録可能

撮影範囲は圧倒的な150°の超広角です。
とりあえず設置すれば、カメラ前方の大部分の範囲が撮影可能です。

※センサー検知の範囲は130℃のため、画面の端っこで動きがあった場合は検知されません。

また、撮影解像度は「2K QHD 4MP」(約400万画素)であるため、細部までくっきりと録画可能です。
解像度が高ければ、人間の顔や車のナンバーもしっかり記録してくれるため安心です(撮影対象の距離が遠すぎる場合は除きます)。

※撮影解像度は設定から変更可能です。

大容量バッテリー搭載

10000mAhの大容量バッテリーが内蔵されているため、メーカー値によると300日の動作が可能です。

Tapo C425の充電は本体下部のUSBポート(USB Micro B)を使います。

ただし、日常的に検知&記録が行われるのであれば、動作日数は大幅に減るでしょう。
そんな場合に備えて、オプションでソーラーパネルを取り付けることが出来ます。

もしも屋外設置で充電の手間を軽減したいのであればあると便利です。

  • ケーブル4mの取り回しやすさ
  • アングル調整がしやすい
  • ソーラーパネルからの電力供給状態はアプリから確認可能(β機能)

その他の特徴

■ 防水性能はIP66
日常的に雨ざらしになっても耐えれる性能です。心強い。

■ スポットライト(白色LED)+スターライトーセンサー
夜間でもカラーで映像を残せます。

■AI検知
検知対象を人物、車両など画像認識して教えてくれます。

■ 双方向通話・警告
アプリ経由で双方向で通話が可能です。

■サイレン機能
音と光によって検知した際にサイレンを有効にすることが可能です。
(設置場所によっては圧倒的な抑止力になります)

■Amazon Alexa/Google Assistant対応
アレクサ!カメラの映像を見せて!って具合で映し出してくれます。

■ハブが不要
C420の場合はハブがないと使えませんでしたが、本製品C425は不要になりました。
SDカードはC425に組み込みます。
※けどWifiはもちろん繋がってないとダメです(TapoカメラはWifiが必須なのです)。

盗難に注意

本体は簡単に取り外しが出来るため設置場所によっては盗難のリスクがあるため気をつけましょう。

また、SDカードが本体内蔵になったことで、本体が盗難された場合、確認をすることも出来ません。対策として、Tapo Careという有償サブスクリプション(月額約400円)に加入することで、記録映像をクラウドに保存することが可能です。

※Tapo careによって残せる映像は1回辺り3分で、過去30日分が残せます(2024年2月時点)。

・・・こうゆうのを聞くと設置場所はちょっと気を使うね。

けど、わかっている人じゃないと盗むって発想が出ない気もするね。

利用するまでの流れ

C425がお手元に届いたら次の手順で利用可能です。

  1. カメラ本体にMicro SDカードを装着する。
    ※Tapo Careを契約してクラウドにデータを保存するのであれば不要です。
  2. カメラ本体の電源を入れ、スマホのTapoアプリを使ってカメラを登録します。
  3. カメラを設置します。
    ※金属製の場所なら磁石で固定できます。
  4. Let’s監視!
    ※撮影状況を見ながらアプリで範囲設定などを変更していきましょう。

フルワイヤレスというだけあって手頃ですね。
磁石がくっつく場所であれば、ビス止めは不要なため迅速に設置できます。

設置の際、注意点もあるため覚えておきましょう。

  • 室内からガラス越しに設置しない。
  • スマート検知が正常に作動するには、検知対象がカメラの前を横切る様子を撮影できるよう、斜め上の位置にカメラを取り付ける必要がある。
  • カメラの角度を15°より下向きにして設置すること。
  • カメラを逆さまにして取り付けない。
  • モーションセンサーを水平に保つこと。
横切る様子がわかるように設置すること。
15°より下向きにすること。
モーションセンサーは水平にすること。

MicroSDカードは最大512GBまでサポートしています。
128GB辺りが容量と値段のバランスが良いです。

公式サイトで動作確認済の1つです。
容量と記録時間について

128GBの容量があれば、約192時間分の映像が記録可能です。
例えば、1日の合計記録時間が10分間であれば、約3年分を記録可能です。

※設置場所や検知設置によって、どの程度記録されるかは変わってきます。
本製品がバッテリー駆動ということを考慮すると、過度な記録はすぐにバッテリーが空になりそうです。

Tapoアプリを利用することで次のような設定も簡単です。

  • 監視対象のエリアを図形で設定する。
  • 記録対象外のエリアを黒で塗りつぶす(プライバシー向け)。
  • 記録対象や通知有無の時間帯を設定する。
  • 過去の記録映像の参照とスマホ本体へのダウンロード。

などなど・・・。
Tapoアプリは他のTapoカメラでも共通的に使われているだけあって、洗練されています。

(参考) 有線式との比較、FAQ

参考までに、基本性能、本体サイズなどを基準に比較します。

項目有線式
(例えばC325WB)
バッテリー式
(例えばC425)
基本性能制限がない。
例:検知前を含めて記録される。
制限がある。
例:検知後に記録が開始される。
設置電源ケーブルに悩む。
設置後は変更しづらい。
簡単に設定できる。
設置後も簡単に変更できる。
※ただしセンサーの関係で角度には制約有。
その他充電の手間がある。
検知範囲には制限がある。

電力に不自由の無い有線式のほうが、性能的に優れている点は多いです。
(けど、「性能」「設置」のどちらかをとるかは、悩ましいものです)

Q
バッテリーは本当に300日もつの?
A

検知回数と操作回数がわずかであればその通りです。
しかし、1日10回の検知で、毎回確認を行うのであれば、それこそ30日程度になることもあります。

Q
検知しないことがある。
A

検知センサーの範囲外は検知出来ません。
さらに、カメラ正面に対する人物移動は検知を見落とすことがあります。
→ カメラを横切る動きに検知が強いです。

総括・どんな人にお勧めか

バッテリー内蔵型の屋外対応監視カメラ「C425」をご紹介しました。

  • マグネット式によって設置が簡単です。
  • 広範囲を撮影可能です。
  • 他にも大容量バッテリー搭載、白色LED搭載などなど盛りだくさん。

最後に、どんな場合に本製品C425がお勧めなのかまとめます。

  • ケーブルを考えることなく簡単に設置したい。
  • 設置場所は簡単に変更したい。
  • 1台で広範囲を撮影したい。
  • 定期的(例えば月1回)な充電は苦ではない。

一方で、次のような場合は有線式も候補になると考えます。

  • 電源ケーブルは問題なく配線できる見込みである。
  • 設置場所を変更する可能性が少ない。
  • 検知前からしっかりと映像を記録したい。もしくは24時間常時記録したい。
  • 可能な限り検知の見落としは減らしたい。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

コメント

Top
タイトルとURLをコピーしました