細いワイヤーに小さなLEDが並んだ、あのイルミネーション。
よく見ると不思議なんです。
・配線はたったの2本
・LEDの近くにICっぽいものは見当たらない
それなのに――
「全灯」「交互点滅」「ゆっくりフェード」みたいな芸当をやってくる。
いや、どうやってるの?ってなりません?
ざっくり解明(結論から)
実はこれ、電流の向きを利用したトリックです。
ポイントはLEDの性質。
👉 LEDは「一方向にしか電流を流さない」
👉 逆向きだと基本的に光らない

つまりこういうこと👇
- LEDを向きを交互にして並べる
- 電源のプラス・マイナスを切り替える
すると…
- プラス方向 → Aグループが点灯
- マイナス方向 → Bグループが点灯
👉 これで「交互点滅」完成!

じゃあ「全部点灯」はどうするの?
電流の向きをめちゃくちゃ高速で切り替えると、人間の目にはこう見えます。
👉 両方ずっと光ってる(=全灯)
これはいわゆる「残像効果」ですね。
実際には
A → B → A → B → A → B…
と高速で切り替わってるだけ。

でも目が追いつかないので「全部点いてる!」と感じるわけです。
点滅やフェードの正体
さらに応用すると…
👉 点灯時間の長さを調整する(PWM制御)
- 長くON → 明るい
- 短くON → 暗い
これで
・ゆっくり明るくなる
・チカチカ点滅する
・波のように流れる
みたいな演出が可能になります。
実は「コントローラ」が全部やってる
ここ重要です。
この切り替えや制御は、
👉 電池ボックスやUSB側の小さなコントローラ
が全部やっています。

つまりLED側はただの受け身。
改造するとどうなるか(実体験)
例えば、コントローラ無しの5V電源を直結するとどうなるか?
結果:「半分しか光らない・・・」

理由はシンプル。
- 電流が一方向だけになる
- 片側のLEDしか点灯しない
改造目的で買う場合は要注意。
ちょっとだけ注意点(壊れる話)
LEDには逆電圧の限界があります。
つまり、
👉 逆向きの電圧をかけすぎると壊れる
なので実際の製品では
- 電圧を低めにする
- 抵抗などで制限する
といった工夫で成立しています。
見た目はシンプルですが、意外とバランスの上に成り立っている仕組みなんです。
まとめ
安価なワイヤーLEDの仕組みはシンプル。
- LEDの「一方向だけ光る性質」を利用
- 向きを交互に配置
- 電流の向きを切り替える
これだけで
👉 交互点滅
👉 全灯(に見える)
👉 フェードや点滅演出

まで実現しています。
見た目はただの細いワイヤーなのに、やってることはなかなか賢い。


コメント