IPA ITサービスマネージャ 合格体験記(2024)

IT資格
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このたび、ITサービスマネージャ(ITSM)に合格することが出来ました。

早速ですが、ここでは合格体験記をお届けします。

  • 2回目の試験で合格しています。
  • あっさりとまとめた記事に仕上げています(もっと需要があれば追記していきます)。

ITサービスマネージャって?

ITサービスマネージャ試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「ITサービスマネージャ試験」に関する情報です。

IPAによると「ITサービスの安定提供を約束する仕事人」と紹介されています。

  • Level4の高度試験であり午後2は論述形式です。
  • 合格率は約15%です。
  • 運用保守寄りのため情シス資格とも言われています。
  • IPA資格の中ではかなり不人気です(2024年の受験者数は2000名)

個人的には為になる資格(勉強)だと考えます。

ITシステムに携わる人間であれば、運用保守側のことを知っておくことも重要だからです。設問を解くとわかるのですが、為になる題材がそろっていますよ。

私の勉強方法

全体スケジュール

私は2月スタートで、次のような流れで進めました。

  • 2月:全体整理
  • 2月中旬:午後1
  • 3月上旬:午後2
  • 試験の5日前:午前2
図で書くとこんな流れです
  • 午後対策は複数回実施しています。
  • 全体整理は2月上旬以降も適宜対応しています。
  • 1日1時間程度が基本で、たまに2時間~3時間程度費やしました。

全体整理 (プロセス等の整理)

つまり、

  • ITSMの役割や守備範囲は?
  • プロセスの流れは?

といった内容を整理します。

ITSMは「開発側」ではなく「運用保守」なので、境界が曖昧だと午後1と午後2の回答方針に響きます。
⇒ 今は運用屋になりきってください!

教本(午前2対策)、シラバスの全体像をベースに理解します。

試験要綱・シラバスについて | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「試験要綱・シラバスについて」に関する情報です。

Excelも活用して自分なりに大項目、中項目、小項目、といった具合で整理すると良いです。
午後1、午後2の対策を行った後も、適宜フィードバックしてあげましょう。

ここで整理した内容は、試験後にも役に立つでしょう。
自分で理解して書いた内容なので、すんなり思い出せるはずです。

午後1対策

教本掲載の問題を解き進めました。

  • ここで問われていることの感覚を養います。
    → 運用保守の目線です。開発チームの目線ではないのです。
  • 知識不足があれば、調べておきます。
  • 結果は記録しておき、3週間程度の期間を開けて、再度解きましょう!

教本に掲載された問題を解いて、しっかり解答の理屈も理解しましょう。

追加学習はしたの?

時間があったときに教本特典の追加過去問題を解いたよ。回答が安定しない場合には解いてみよう。

午後2対策

教本に掲載された問題を解き進めました。

ポイントは次の通りです。

  • 問いに対するネタを集めます。
  • 問いに対して理論的に説明できるようにします。
  • ポイントを20分程度書けるような練習をしておきます。
    → 以前に別の試験で論文を書いたことがあるなら、2時間キープで全文書き出しはしなくてもいいんじゃないでしょうか。2時間確保ってむ

全体的な流れは午後1が参考になることもあります。

最近はAIに絡めたネタも持っておきましょう。
しかし、雑なチャットボットを始めとして、イメージしやすいでしょう。

  • 問い合わせ対応
  • 対応分析
  • リリース高速化

などなど・・・。

午前2対策

直近を除く、過去6回分の午前2に取り組みました。
午前2の中には、暗記系も含まれるため、効率よく、試験直前の取り組みで良いと考えます。

こんなところで落ちるわけにいきません。
振り落とされないために、しっかりと効率よく取り組みましょう!

久しぶりに受験される場合は、専用の問題集があっても良いと思います。

雑記

開発と運用の境界って?

例えば、変更管理とリリースの間に存在します。

この場合、

  • 新機能などのモジュール作りは「開発側」、モジュールの試験は「開発側」。
  • モジュールの組み込み(展開)は「運用側」、全体試験は「運用側」。

・・・と私は理解しています。

本にはあまり触れられていないんですよね。
この辺り、しっかりと区別しておかないと、いざってときに小論文で「B」ってことになると思います。自分なりに学習しておきましょう。

基本的に、運用保守側はコードを触りません。
(けど、簡単なバッチぐらいのスクリプトは触るでしょうね。)

DevOps?

「開発側」と「運用側」がスムーズに連携するための仕組み、考え方。

  • それぞれの役割は変わらない、しっかり区別して理解しておく。
  • 兼務するわけではない。
    → 変に開発と運用の両方を担当ってのは小論文だとマイナスポイントだと思う。

1回目なに落ちてんの?

これだけの記事書いておきながら、何で1回目の試験におちているの?

実は、午後2がD判定でした。

な、なんでだ・・・。

(ぷ~クスクス)

それなりの内容で書いた小論文なのに「D」。

内容の勘違いがあったりする程度だったら普通は「B」ないしは「C」だと思います。

それなのに「D」ってのは、選択肢のマーク誤りだったんでしょうね・・・・。
・・・と、証拠なき予想です。

今、思えば、回答用紙を請求すればよかったなぁ~。
(IPAは1年間、回答用紙を保存しているため、正当な手続きによって請求が可能なのです)

試験当日・結果

いつも通りです。

私は午前2開始なので、ゆったりスタートです。

  • 開始20分前に到着&着席
    → 会場によってはエレベーター渋滞で10分、20分程度待つことがあるので注意しましょう。
  • 試験:午前2を頑張る。
  • 休憩:教室内で昼食&散歩&コーヒータイム
  • 試験:午後1を頑張る。
  • 休憩:Xを見ながら栄養ドリンクタイム&散歩
  • 試験:午後2で腕が痛くなる。
  • 帰宅:この開放感よ。

・・・

試験の結果です。

間違えました。こっちです。(上記のは1回目の時のです)

わーぉ。

最後に

以上がITサービスマネージャの合格体験記でした!

  • 2ヶ月半ぐらい取り組みました。
    1日1時間を基本として多い日で2時間~3時間取り組みました!
  • 運用側と開発側を混同しないように!
    プロセスなどを中心にExcelで体系的に整理しながら進めると良し(そのExcel資料は将来的にも活用できるでしょう)。
  • 選択問題のマークは確実に!
    もったいない!!

マイナー資格ですが、誰かに響けば幸いです!ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

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