スマートバンド HUAWEI Band 9 を詳しくレビュー

5.0
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スマートバンド HUAWEI Band 9が2024年4月25日に発売されました。

もう「9」まで来たんだね。

そう。早速入手しました。

本記事では、単なる新製品のご紹介だけでなく、

  • 実際に手に取った感想
  • セットアップ(Android端末利用)の手順
  • 実際に活用した感想

などをお届けします!(画像はかなり多めです!)

※使って新しくわかったことは適宜追記します!

はじめに

HUAWEI Band 9とは

HUAWEI Band 9とはファーウェイ(華為技術)より2024年4月25日に発売に発売されたスマートバンドです。

Band 9

実売価格は7000円台です。
スマートバンドとしてのグレードは「ミドルレンジ」です。

前作 HUAWEI Band 8から進化したポイント

HUAWEI Band 8と比較したHUAWEI Band 9の主な進化ポイントは次の通りです。

HUAWEI Band 9の進化ポイント
  • 睡眠モニタリングが向上
    → 「TruSleep 4.0」にアップグレードし、より総合的なモニタリングが可能に。
  • バンド素材が高品質化
    → 「TPU」素材から高品質の「フルオロエラストマー」素材へ。ただしブルーは「ナイロン」素材です。
  • 運動センサーが向上
    → 運動センサーが6軸センサーから9軸センサーになり(地磁気が追加)、より精確にユーザの姿勢を判断。特にプール水泳モードのフォームの検知精度が向上。
  • 環境光センサー(ALS)が追加
    → 周囲の明るさによって自動で画面の明るさを調整できるように。
  • カラーリングが増加
    → 本作は5種類のカラー展開です。少し高級感が出た気がします。

続いて、具体的なスペックを載せておきます。

項目HUAWEI Band 9HUAWEI Band 8
日本発売日2024年4月25日2023年5月11日
定価7,990円(割引後)8,580円 → 6,800円
本体サイズ
(mm)
43.45 × 24.54 × 8.9943.45 × 24.54 × 8.99
本体重量
(g)
1414
本体カラーホワイト
ブラック
ピンク
シルバー
グレー
エメラルドグリーン
サクラピンク
ミッドナイトブラック
バンド素材フルオロエラストマー
※ブルーは「ナイロン」
TPU
ディスプレイ1.47インチ有機EL
解像度:368×194ピクセル
リフレッシュレート:60Hz(推定)
バンドディスプレイ:300種類以上(無償)
1.47インチ有機EL
解像度:368×194ピクセル
リフレッシュレート:60Hz(推定)
バンドディスプレイ:300種類以上(無償)
センサー加速度センサー
ジャイロセンサー
地磁気センサー
光学式心拍センサー
環境光センサー
加速度センサー
ジャイロセンサー
光学式心拍センサー
バッテリー通常利用:約14日間
ヘビー利用:約9日間
AODオン利用:約3日間
充電時間:約45分
通常利用:約14日間
ヘビー利用:約9日間
AODオン利用:約3日間
充電時間:約45分
その他自動輝度調整:○
防水:5ATM
対応ワークアウト:100種類以上
対応OS:Android 8.0~, iOS 13.0~
動作環境:-10℃~+ 45℃
自動輝度調整:×
防水:5ATM
対応ワークアウト:100種類以上
対応OS:Android 6.0~, iOS 9.0~
動作環境:-10℃~+ 45℃

フルオロエラストマー?

Q
Band9のフルオロエラストマー(Fully Fluorinated Elastomer)とは?
A

非常に耐久性が高く、化学的に安定しているフッ素化合物の一種です。主にシーリングやコーティングなどの用途に使用され、高温や化学薬品に対する耐性があります。(引用元:chatGPT)
→ スマートバンドに利用することで耐久性の向上に加えて、装着時の快適性に貢献できるということです。

本体形状は変わらずだね。

「バンド」らしくコンパクトだね。にも関わらず少し機能が強化されたよ。

Q
Band8と形状が同じってことはベルトは流用可能?
A

はい、 HUAWEI Band8とBand9のベルトは流用できます(公式サイトのQ&Aにも明記されています)

Q
無償版のバンドディスプレイは今後も増えるのかな?
A

当初よりだいぶ増えていました。現在(2024年6月)時点で700種類を超えています。

Band8はBand9よりお得です。
→ センサーやバンドがパワーアップしたのに関わらず、発売時の定価はband 9のほうが安いです(中国元に対しても円安なのに頑張ってます!)

ライバル機との違い(Xiaomi)

ここでは「Xiaomi SmartBand 8」、「Xiaomi SmartBand 8 Pro」との比較を載せておきます。

項目HUAWEI Band 9Xiaomi SmartBand 8 ProXiaomi SmartBand 8
日本発売日2024年4月25日2024年2月27日2023年9月27日
定価7,990円8,980円5,990円
本体サイズ
(mm)
43.45 × 24.54 × 8.9946.0 × 33.35 × 9.9948 × 22.5 × 10.99
本体重量
(g)
1422.516
本体カラーホワイト
ブラック
ピンク
シルバー
グレー
ブラック
アイボリー
ブラック
ゴールド
バンド素材フルオロエラストマー
※ブルーはナイロン製
TPUTPU
ディスプレイ1.47インチ有機EL
解像度:368 x 194ピクセル
リフレッシュレート:60Hz
バンドディスプレイ:300種類以上
1.74インチ有機EL
解像度:336 x 480ピクセル
リフレッシュレート:60Hz
バンドディスプレイ:200種類以上
1.62インチ有機EL
解像度:192 x 490ピクセル
リフレッシュレート:60Hz
バンドディスプレイ:200種類以上
センサー9軸センサー
光学式心拍センサー
環境光センサー
6軸センサー(推定)
光学式心拍センサー
環境光センサー
GPS
6軸センサー
光学式心拍センサー
環境光センサー
バッテリー通常利用:約14日間
充電時間:約45分
通常利用:約14日間
充電時間:約80分
通常利用:約16日間
充電時間:約60分
その他自動輝度調整:○
防水:5ATM
対応ワークアウト:100種類以上
対応OS:Android 8.0~, iOS 13.0~
通話:×
LINEクイック返信:
※Androidに限る
自動輝度調整:○
防水:5ATM
対応ワークアウト:150種類以上
対応OS:Android 8.0~, iOS 12.0~
通話:×
LINEクイック返信:×
自動輝度調整:○
防水:5ATM
対応ワークアウト:150種類以上
対応OS:Android 6.0~, iOS 12.0~
通話:×
LINEクイック返信:×

違いはあるけど、値段相応なスペックかな。

そうだね。XiaomiもHUAWEIも頑張っているね(優れたコストパフォーマンス)。

上記の比較において「HUAWEI Band 9」の優位性をピックアップするのであれば、次の通りです。

  • コンパクト(薄くて軽量)。
  • バンド素材は肌に優しいとされる「フルオロエラストマー」を採用。
    → TPU素材は稀に肌荒れする人もいるそうです。
  • 充電時間が短い。
    → 5分の充電でも最大2日間使えます。
  • LINEのクイック返信が可能。
    → この辺りは連携アプリの作りに依存しiphoneは未対応です。

導入

私はHUAWEI Band 9をAmazonで事前予約していたのですが、発売日から数日後(4/27頃)に届きました。

届きました。

ホワイト!

私はBand 9の中でも美しいと前評判が高い「ホワイト」を選びました。

早速ご紹介していきます。

開封

早速、剥がすと「Void」(無効)が浮き上がるシールを剥がしていきます。

中身は次の通りでシンプルです。

  • HUAWEI Band 9本体
  • マグネット式充電ケーブル
  • 設定ガイド(日本語カラー)
  • 安全に関するガイド資料(多言語)
開封(voidシールです)
中身です。

紙媒体で日本語のセットアップマニュアルが付属しているのは嬉しいポイントです。

大型のカラー版で日本語ガイドが付属するのは最近では珍しいです。
両面構成になっていて、表面でセットアップ、裏面で応用編というポイントが絞られたわかりやすい構成で、とても嬉しいポイントです。

サイズ・デザイン・フィット感

サイズ感をスケーラーと共にお伝えします。
(わかりにくいですが、スペックの通りコンパクトです)

厚さ

→ 43.45 × 24.54 × 8.99 の通りです。

続いて概観です。

本体は絶妙なカーブ感があります。
→ この絶妙なカーブ加減が腕へのフィット感をとても高めます。

外観1
外観2
外観3

ホワイト特有である画面フチの「ゴールド」が本当にかっこいいです。

これが10層のスプレーコーティング&レーザー彫刻による仕上がり。

とりあえず、腕に装着してみます。

外観1
外観2
外観3

→ (これまた伝えにくいですが)バンドは腕に巻きやすく、さわり心地も良いため、腕にはめて邪魔になりません。自然に装着できなかなって感じます。

HUAWEI Band 9の特徴の1つである「フルオロエラストマー」素材、いい感じです。

バンド部分含めた本体重量は29gであり、付けた際の重さは全然感じません。

バンド込みで29gです。

→ コンパクトなスマートバンドらしい軽さです。ずっと付けていられます。


ついでに、近くにあった「Xiaomi smart band 8 active」(ブラック)も一緒に装着してみます。
Xiaomi smart band 8 activeも、かなりコンパクトなのですが、HUAWEI Band 9のほうがコンパクトに見えます。

比較1
比較2
比較3
比較4

→ ところで本機種「HUAWEI Band 9」のほうが厚みが1mm少ないです。たかが1mmですが、この違いは数値以上のインパクトがあります。(薄いほうが当然良い)

動作確認(初期設定)

私はAndroid端末のため、Androidの場合で初期設定していきます。

付属している日本語の設定ガイドを読みながら進めていきます。
充電ケーブルを接続すると電源が立ち上がり、言語選択画面となります。日本語を選択します。

本体側面のボタン押下でも電源は立ち上がりますが、マニュアルに従って充電ケーブル接続による電源立ち上げを行いました。

充電ケーブル接続。
言語の選択画面(このあとはペアリング待ち画面になる)

スマートフォン側でアプリ「HUAWEIヘルスアプリ」のセットアップを進めていきます。

専用サイトにアクセスしてインストーラを入手します。
インストールします。
インストールできました。

インストール後、HUAWEI IDの登録を行い、デバイスの追加をしていきます。

ID登録が終わったためデバイス追加へ進みます。

デバイスの探索が行われると、Band 9が見つかるため、接続を行っていきます。
(特にひっかかるポイントはありません)。

探索中。
ペアリング中です。
ペアリングできました!

最後に、アプリの権限関係を許可していきます。
(このあたりは操作に慣れていないと最初は戸惑うかもしれませんが、設定ガイドにひっかかりポイントも書かれているため、問題なく進められると思います。)

色々と許可1
色々と許可2

なお、本体ファームウェアの更新があったため、とりあえず更新しておきます。

ファームウェア更新中1
ファームウェア更新中2

ファームウェア更新は自動も手動のどちらも選択可能です。今回は5分以内で終わりました。

活用

実際に使いながら代表的な機能をご紹介していきます。

繰り返しとなりますが、スマホはAndroid端末を使います。

表示(文字盤)

時刻表示といった文字盤画面を基本として、

  • メッセージ通知
  • カスタムカード
  • 通知パネル
  • 天気

といった画面に遷移可能です。
さらに、サイドボタンでアプリ一覧に遷移できます。

付属の設定ガイドから引用。

画面のリフレッシュレートはわかりせんが、十分サクサク動きます。

○ 常時表示(AOD)
→ 24時間文字盤が表示されます。
ただし、常時表示用の文字盤は制限が入ります(文字盤の種類に依存)。

通常の表示
常時表示(大抵はこの表示)

有機ELディスプレイだから出来ることですね(バックライトが無い)。常時表示で画面表示量が少ないのは、少しでもバッテリーを持たすためです。

○ 環境光センサーが地味にありがたい
→ 外で見やすく、夜中は眩しくないです。(環境光センサーが無い場合は手動調整のため、夜中に結構眩しかったです・・・。)

○ 文字盤の種類が豊富
フリー版で約300種類以上(その後、700種類以上に増加中!)あるのは強みです。
有償版(最低60円~)も存在し、数は約1万を超えてきます。

無料の文字盤で約300種類ある(現在は700種類越え)
有料の文字盤で1万種類を超える。
銀魂がある・・・。
現在は無償版だけで700種類を越えているため、非常にバラエティ豊か!

自分の画像は使えないのかな?

時計とかの配置は固定だけど使えるよ。

自分の画像を表示させるには、「マイ文字盤」→「ギャラリー」を選択すると使えます。
最大5枚を選択可能で、ランダムに表示させることが可能となります。

操作に関する補足(サイドボタンや画面操作)

マニュアルとか調べると書いてあるのですが、せっかくなのでまとめておきます。

サイドボタン

あると嬉しいサイドボタンです。
(手首持ち上げによる点灯を無効化してサイドボタンで点灯という設定も可能)

操作機能
1 回押下・画面がオフのとき:画面をオンにします。
・ホーム画面が表示されているとき:アプリ
一覧画面に移動します。
・他の画面が表示されているとき:ホーム画
面に戻ります。
長押し・デバイスの電源をオン、電源をオフ、再起動し
ます。
・ワークアウトのキャンセル。

「画面タップによる起動」を無効化して、サイドボタン活用は誤操作がかなり減るのでお勧めです。

お風呂のときの誤操作がほぼ無いね。

※お風呂のときだけ「スリープモード」を有効にするのも選択肢です。

画面操作

操作機能
タップ選択して確定します。
長押しホーム画面:文字盤を変更します。
下にスワイプホーム画面:ショートカットメニューを開きます。
上にスワイプホーム画面:通知を表示します。
左にスワイプホーム画面:ウォッチの機能カードにアクセスします。
右にスワイプホーム画面:HUAWEI Assistant·TODAY の画面を表示します。
任意のアプリの画面:前の画面に戻ります。

画面の点灯・消灯

時計を見るようにクルっと手首をひねると点灯します。加えて、サイドボタン押下や画面タッチでも点灯です。

操作機能
点灯・サイドボタン押下
・手首を持ち上げる
・画面をタップ
消灯・手首を下げる
・画面を手で覆う
・一定時間経過

※常時点灯を有効にしている場合、一定時間経過で「消灯」ではなく「常時表示用の表示」に切り替わります。

通知機能や振動

通知機能

スマホ本体に表示される通知をスマートバンド本体にも通知してくれる機能です。

公式サイトから転載です。

例えば、

  • スマホ着信をバンド側に表示可能です。
  • ラインメッセージをバンド側に表示可能です。
    → クイック返信も可能です(現在iPhoneは未サポート)

スマホをカバンにしまったままでも、手元でさっと確認できるためかなり重宝する機能です。
(ヘルスデータ測定と同じぐらい重要なスマートバンドの代表的な機能)

いろんな通知が毎回バンドにされるの?

通知対象は選べるよ。

バンド側に通知するアプリは選択可能です↓。

通知対象のアプリ

ここで、代表的な通知種別や気になる点を表ベースでまとめます。

項目内容
通知種別は選べるの?対象アプリを選択可能です。
通知後の動きは?バンド側で確認&削除。
もしくはスマホ側で確認すればバンド側からは自動削除。
通知時の表示は?即時表示するかしないかは設定可能です。
⇒ 即時表示はパパっと確認できるので助かります。
電話相手の確認が可能です。
着信拒否や拒否してSMS送信が可能です。
LINE通話着信中(不明な相手)と表示され、
着信終了後に誰からの着信だったのか確認可能です。
LINEメッセージ送信者と数行のメッセージが確認出来ます。
さらにクイック返信が利用可能です。

以下、代表的な通知画面をご紹介します。

○ 電話着信と応答について
着信中(発信者と番号表示可) → 拒否またはSMS応答が選択可能。

着信中
SMS応答が出来る。
もちろん誰かの不在着信だったかも確認可。

電話通知の際に、「不明な相手」となることがありました。
→ アプリの権限を見直すこと(私の場合は通話履歴)で可能でした。

○ LINEメッセージ
LINEメッセージ → 確認しつつクイック返信(顔文字や定型文字)が可能。

LINEメッセージ
返信(顔文字)
返信(定型文字)
クイック返信の定型メッセージはカスタマイズ可能です。

顔文字のカスタマイズは出来ません。
また、顔文字返信は「リアクション」ではなく、あくまで「返信」です。

○ LINE着信
着信中は「不明な番号」という表記になります → 後で誰からだったのかは確認可。

LINE着信(不明な番号)
後から確認可能。

現時点は「不明な番号」と表示されます。
※LINEやバンド側のバージョンなどに依存するため、将来的に改善される気もします。

振動

通知やアラーム、タイマーなどの際には振動でも教えてくれます(デフォルトは振動あり)。

  • なし
  • 強 ← 初期値

「強」のときの振動の感じ方はどうだろう?

私は十分って思うけど、これは個人差があるからね・・・。

振動のレベルは問題ない範囲だとは考えます(Band8と同等レベル)。

ヘルスデータの測定

ここでいうヘルスデータとは、

  • 心機能(心拍数)
  • 血中酸素
  • ストレス
  • 睡眠

を24時間測定できるってことです。

血圧や体温は本スマートバンドでは測定できません。

バンドを腕に付けているだけでこれだけの項目をわかりやすく記録し、後から見返すことが出来ます。

ヘルスケア画面(全体を俯瞰)
心機能(心拍数)の確認
睡眠データ。
血中酸素。
ストレスレベル。
手動操作によるピンポイントな測定も可能です。

ところで何の役に立つ?
→ 見返すことで生活習慣の改善に役立てることが出来ます(アドバイスが表示されることもあり)。血中酸素とかは濃度低下で警告表示も可能です。

測定精度ですが、おおよそ問題ないように思えます。

  • 心機能(心拍数)
    → 健康診断や献血で測定する際の値と似ている。
  • 睡眠
    → 睡眠開始や終了、夜中に目覚めたことがだいたい正解。精度向上はBand9の1つの特徴でもあり(TruSleep 4.0)良い方向に作用しているように思えます。
  • ストレス
    → 確かにイライラしている時は数値が高い・・・。
    → なぜそうなったか後から考えることが出来そう。時間帯とかも関係あるのかとか。

これだけの項目どうやって測っているんだろう?

各種センサーをフル活用しているみたい。

  • 心拍数
    → 緑色に光る「心拍数測定用センサー」を使っています。
  • 血中酸素
    → 赤色に光る「血中酸素濃度測定用センサー」を使っています。
  • ストレス
    → 上記を組み合わせているものと思われます。
    (例えば、活動していないのに心拍数が上昇すればストレスの1つです)
  • 睡眠
    → 上記+寝返りなどの動き(加速度やジャイロセンサー)を組み合わせているものと思われます。
Q
測定がうまくいかないことってあるのかな?
A

バンドが緩いと睡眠データが測定されないことがありました。

Q
心電図や不整脈は測れないのかな?
A

残念ながら本機種では測れません。

睡眠関連となりますが、より優れた就寝をサポートするためにアプリからヒーリングミュージックをかけることが可能になりました。

ヒーリングミュージックの選択
ヒーリングミュージックの再生

せっかくなので睡眠の質を高めてみましょう!

小さなホワイトノイズによって、他の音を感じにくくなり、睡眠に入りやすくなるそうです。

ワークアウト

ウォーキング、ジョギング、筋力トレーニング、水泳などの運動時に推定消費カロリー、移動距離、その際の心拍数などをきめ細かく記録する機能です。

ワークアウト(ウォーキング)の画面です。
後から数値を確認可能です。
色々な観点で分析も可能です。

ジョギングなどでの最適なペースを見つけ出す際にも利用可能なようです(まだ試せていません)。

自動検出は「ランニング」と「ウォーキング」などの4種類がサポートされています。
→ それ以外のワークアウトは明示的に「開始」を設定する必要があるということです。

ウォーキングやジョギングなどの経路も記録するためには?
→ スマホアプリ側でワークアウトを開始させる必要があります。

言い換えるなら、バンド側でワークアウトを開始した場合、スマホを持参していても、経路は記録されません(2024年5月時点)。

基本的なワークアウトは前機種と変わっていない印象です。
※屋外サイクリングはバンドからは選べないため、スマホ側で選択&開始する必要があります(Androidなど機種依存の可能性あり)。

他にも色々な機能

他にも色々な機能がありすぎるため、ポイントをピックアップしてご紹介していきます。

公式サイトから抽出。

○ アラーム
Band側で独自のアラームを設定可能です(Bandからもアプリからも設定可能です)。スマホ本体のアラームとは連動しません(Bandとしてのアラーム設定です)。

○ タイマー
1分、3分、10分など、ちょっとしたタイマーを設定できる機能です。

○ 懐中電灯
本体画面を最高照度で点灯させたり、点滅させたり可能で、色も選べます。
夜間はそれなりに目立ちます!

○ 音楽コントロール
スマホ側で音楽を再生している際に、次の曲にしたり、停止できたりします。
※残念ながらiPhoneは未対応です。

○ スマホ検索
スマホが見当たらない場合に、スマホで鳴動させることが出来ます(電波圏内に限る)。

〇 リモートシャッター
スマートバンドの操作でシャッター操作が出来る機能です。集合写真で使えそうです。
※残念ながらAndroidは未対応です。

○ スリープモード
通知表示や振動、腕上げでの点灯を無効化出来ます。
自動判定または、時間指定が可能で、アラーム設定は除きます。
※スマホのナイトモードとは連動しないようです(Xiaomiは機種にもよるが連動した)。

○ 天気予報
スマホと連携してスマートバンド側で天気予報を表示可能です。

○ 月相
女性のための日数表示の機能です。

○ ロック画面のパスワード
6桁のPINを設定可能です。

サイドボタンでアプリ一覧表示はわかったけど、並びは固定?

本体側でドラッグ&ドロップで変えられるよ。

○ 摂取カロリーの記録
最近(2024年5月下旬)WATCH FIT 3 と同じように、食品を選択してカロリー入力できるようになりました。なんと10万以上の食品データベースを持っているため、コンビニのよくあるチキン(ナナチキ、ファミチキ)、おにぎりなども普通に検索でヒットします。

セブンイレブン関係
ラーメンとか有名何処は網羅されている(ハイカロリー!)

○ Google Fitとの連携
Google Fitにデータを取り込めます(別の記事でまとめました)。

バッテリーのもち

メーカー公表値と条件を整理します。

利用利用可能日数条件
通常利用約14日24時間心拍数測定:ON
TruSleep:OFF
自動血中酸素レベル測定とストレス測定:OFF
ワークアウト:毎週30分
メッセージ通知:ON
1日の画面点灯:200回
ヘビー利用約9日24時間心拍数測定:ON
TruSleep:ON
自動血中酸素レベル測定とストレス測定:ON
ワークアウト:毎週60
メッセージ通知:ON
1日の画面点灯:500
AOD有効約3日24時間心拍数測定:ON
TruSleep:ON
自動血中酸素レベル測定とストレス測定:ON
ワークアウト:毎週60
メッセージ通知:ON
1日の画面点灯:500
常時点灯機能:ON

メッセージ通知の内容は1日辺りメッセージ50件、通話6件、アラーム3回と、それなりの量です。

それなりに実用を考慮した条件なんだね。

そう。だから公表値以上のバッテリーのもちをたたき出したりすることもあるよ。

なお、このスマートバンドは充電時間が早いです。
→ 例えば、決まった時間(朝一番やお風呂時間など)に少し充電させるだけで、十分な充電が出来ます。(たった5分の充電で最大2日稼動させることが可!)


ところで、私事になりますが・・・

私はせっかくなので出かける際は「AOD有効」でバリバリ活用しています。
夜中は画面OFFになる設定(スリープモード)&表示量が少ない文字盤を利用しているためか、公表値を超える「5日間」のバッテリーのもちを叩きだしました!

その文字盤とは・・・?

これです。
文字盤アップ。
文字盤アップ(暗闇でも綺麗に浮かびます)

個人的には、無料の文字盤とは思えない優れたデザインです。
しかも常時点灯モード(AOD)でも同じ文字盤が表示されるという優れものです。

HUAWEI Band 9のまとめ

今回、HUAWEI Band 9の実機を入手し、初期設定から活用まで触ってみました。
私なりに、メリット・デメリットをまとめてみます。

HUAWEI Band 9のメリット
  • 多機能に関わらず実売価格7000円台と低価格です。
    → 通知機能、健康管理、画面の見易さや操作性(サイドボタンが嬉しい)など十分なレベルに感じます。
  • 従来機種と同じコンパクトサイズでセンサー類が強化されました。
    → 周りの明るさで画面の光度自動調整は嬉しい。ワークアウトの精度も向上(9軸センサー)。
  • バンド素材「フルオロエラストマー」の付け心地が良好で耐久性も期待出来ます。
  • カラーリングが多く、デザインの高級感が増しています。
    → 特に「ホワイト」は圧倒的な美しさに感じます。
  • バッテリーのもちが非常に良く、ゼロからフル充電まで最大45分と高速。
    → 5分間の充電でも最大2日間もたせることが出来ます。
  • 日本語の詳しい設定ガイドが同梱されているため、初期設定が非常にわかりやすいです。
Q
平均の評価は?
A

発売から3ヵ月後で「4.2」(最大5.0)を高評価をたたき出しています。
必要十分な機能、長時間バッテリー、コスパの高いが目立ちます。

HUAWEI Band 9のデメリット
  • GPSセンサーはありません。
    → 位置情報を連動させるためには一緒にスマホ本体も必要です。
  • 音声通話、音声操作、Suica決済は出来ません。
    → こちらは7000円台で購入可能なミドルなスマート”バンド”です。
  • Androidの場合、リモートシャッターは使えません。
  • iPhoneの場合、クイック返信は使えません。

このHUAWEI Band 9は暫くはメイン機として使い続けます。
追加で気づいた点は適宜更新していきます!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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