AWSを学ぼうと思ったとき、
「いきなり公式ドキュメントはちょっと重い…」
「まず全体像をつかみたい」
そんな人に向けた定番コンテンツが、AWS Skill Builder の「AWS Cloud Practitioner Essentials」。
AWS Skill Builder
今回は、このコースを実際に受けてみた感想を、
これからAWSを学ぶ人向けにまとめてみる。
どんな内容?
一言でいうと、AWS Cloudの超・基礎。

- AWSとは何か
- クラウドの考え方
- 主要サービス(EC2 / S3 / RDS など)の役割
- セキュリティと責任共有モデル
- 料金の考え方
- サポートや請求周り
といった内容を、体系的に一通りなぞる構成になっている。
モジュールごとに小テストあり
各モジュールの最後には、
実際の試験にかなり近い雰囲気の設問が用意されている。
- 単なる用語暗記ではない
- 「この要件ならどのサービス?」という選択問題
- 試験でありがちな言い回しに慣れられる
このあたりは、
「ただ動画を見るだけ」で終わらないのが良いところ。

想定時間は7時間
公式の想定学習時間は約7時間。
ただし、
- 一気にやる必要はない
- モジュール単位で細かく区切られている
- 途中で中断 → 再開がしやすい
という構成なので、
平日ちょっとずつ進めるみたいな使い方もできる。
体感としては、
- AWS完全初心者 → 7時間前後
- 触ったことがある人 → もう少し短め
という印象。
対象者はこんな人
このコース、向いている人はかなりハッキリしている。
✔ 初めてAWS Cloudを触る人
- EC2?S3?それ何?という状態でもOK
- 専門用語はちゃんと噛み砕いて説明される
✔ WEB上で基礎知識をつけたい人
- ローカル環境構築なし
- ブラウザだけで完結
- とにかく全体像を知りたい人向け
✔ AWS Cloud Practitionerを受けようと考えている人
- 試験範囲とかなり重なる
- 設問の雰囲気に慣れるのにちょうどいい
✔ 基礎知識を久々に再学習したい人
- 「なんとなく使ってるAWS」を整理したい
- 用語や考え方の再確認にちょうどいい
(参考)分野ごとのざっくりポイント
| モジュール番号 | モジュール名 | 概要(約100文字) | キーワード(代表的なサービス) |
|---|---|---|---|
| Module1 | Introduction to the Cloud | クラウドの定義や利点を理解し、AWSのグローバルインフラと責任共有モデルを通して、AWSと利用者の役割分担を学ぶ基礎モジュール。 | リージョン、AZ、責任共有モデル |
| Module2 | Compute in the Cloud | EC2を中心に、インスタンスタイプや料金体系、Auto ScalingやELBを用いたスケーラブルなアプリ構成を学習する。 | EC2、ELB、Auto Scaling、SQS、SNS |
| Module3 | Exploring Compute Services | LambdaやFargateなどのマネージド型とEC2の使い分け、ECS/EKSによるコンテナ運用、各種計算サービスのユースケースを理解する。 | Lambda、Fargate、ECS、EKS、Beanstalk |
| Module4 | Going Global | AWSのリージョンとエッジロケーションの役割を理解し、CloudFormationによるグローバルなデプロイ自動化を学ぶ。 | リージョン、CloudFront、CloudFormation |
| Module5 | Networking | VPCを中心に、サブネット、ルーティング、セキュリティグループ、VPNやDirect Connectによる安全な接続方法を学習する。 | VPC、Security Group、NACL、VPN、Direct Connect |
| Module6 | Storage | EBSやS3、EFSなどのストレージ特性を理解し、バックアップやライフサイクル管理を含めた適切な使い分けを学ぶ。 | S3、EBS、EFS、FSx、Storage Gateway |
| Module7 | Databases | RDSやAuroraのリレーショナルDB、DynamoDBなどのNoSQL、移行やバックアップを含むデータベース選定を学習する。 | RDS、Aurora、DynamoDB、DMS、ElastiCache |
| Module8 | AI ML and Data Analytics | AI/MLとデータ分析サービスを通じて、データからインサイトを得る方法や、生成AI・分析基盤の全体像を理解する。 | SageMaker、Bedrock、Redshift、Athena、QuickSight |
| Module9 | Security | IAMを中心としたアクセス管理や、脅威検知・暗号化・監査サービスを用いたAWSの包括的なセキュリティ対策を学ぶ。 | IAM、KMS、WAF、GuardDuty、Security Hub |
| Module10 | Monitoring, Compliance and Governance | CloudWatchやCloudTrailによる監視・監査、ガバナンスとコンプライアンスを維持するためのAWSサービスを理解する。 | CloudWatch、CloudTrail、Config、Control Tower |
| Module11 | Pricing and Support | AWSの料金体系、コスト管理ツール、サポートプランを理解し、コスト最適化の考え方を実践的に学ぶ。 | Cost Explorer、Budgets、Pricing Calculator |
| Module12 | Migrating to the AWS Cloud | CAFと7つの移行戦略を軸に、アプリやデータをAWSへ安全かつ効率的に移行するためのサービスを学習する。 | Migration Hub、DMS、DataSync、Snow Family |
| Module13 | Well-Architected Solutions | Well-Architectedフレームワークの6つの柱を理解し、ベストプラクティスに沿った設計とサーバーレス構成を学ぶ。 | Well-Architected Tool、Lambda、API Gateway |
「浅い」と感じる部分もあるけど、
このレベル感だからこそ最初に向いている、という印象。
最後に:まずはチャレンジ
AWSは、
「どこから手を付ければいいか分からない」
が一番のハードル。
その意味で、この
AWS Cloud Practitioner Essentials は、
- 迷わず始められる
- 全体像を短時間でつかめる
- 次に何を勉強すべきかが見えてくる
という、最初の一歩にちょうどいい教材だと思う。
完璧に理解しなくていい。
まずはチャレンジしてみることが大事。
AWS学習のスタート地点として、
これはかなり「アリ」な選択肢です。



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