タイムラプスは、一定間隔で撮影した画像をつなぎ合わせて動画として再生する撮影手法です。通常の動画よりも再生速度が速いため、雲が動く様子や植物が成長するプロセス、街の喧騒や星空の動きなど、時間の流れを凝縮して観察できます。
例えば、数時間かけて撮影した夕焼けが、たった数十秒で美しく変化する様子を楽しめるのがタイムラプスの醍醐味。私たちが普段気づかない「時間の芸術」を、手軽に感じられるのがこの手法の大きな魅力です。
残念ながらTapo単独では「タイムラプス」を生成する機能はありません。本記事では、Agent DVRとTP-LinkのTapoを使って、タイムラプス映像を作っていきます。
(個人的に)なかなか面白いです。以下目次となります。
前提条件
タイムラプスの画像はライブビューが利用されます。
→ ライブビューの映像を写真としてキープしつつ、タイムラプス動画を生成しているイメージです。
- 解像度:設定「調整」より指定可能です。
タイムラプスを設定してみよう!
カメラ設定の「タイムラプス」より設定を進めます。
例えば、次の場合を考えます。
- フレームレート:10
- ビデオフレーム間隔:10
- すべて保存:60
この場合、10秒毎に撮影され、10フレームが揃ったら実時間で1秒です。
→ つまり10×10=100秒の世界を1秒で表現したことになります。実時間で60分経過したら1ファイルが完成であり、このファイルは60分の世界を36秒で表現した動画となります。
※ 60分(3600秒) / 100秒 = 36秒
わかりにくいなぁ。
実際に試したほうがしっくりくると思う。
ここから実際のタイムラプス映像を載せていきます。
- フレームレート:5
- ビデオフレーム間隔:60
この設定だと5×60=300秒(5分)の世界を1秒で表現します。本動画は12秒あるため1時間の世界が詰まっているということになります。
→ 撮影間隔が長く、フレームレートは小さいため、カクカクな映像ですね。(動画容量が少なめ)
次いきましょう。
- フレームレート:30
- ビデオフレーム間隔:10
この設定でも30×10=300秒の世界を1秒で表現します。本動画は12秒あるため1時間の世界が詰まっているということになります。ただし、フレームレートは高いため滑らかであり、動画容量も大きくなります。
続いて、
- フレームレート:20
- ビデオフレーム間隔:20
400秒の世界を1秒動画で表現します。下記の動画は27秒あり、3時間の内容が詰まっています。比較的バランスが良いです。
最後に、
- フレームレート:15
- ビデオフレーム間隔:10
150秒の世界を1秒で、5時間の世界を約2分で表現します。撮影間隔が短めのため、フレームレートが多少低くてもカクつきは感じません。時間と容量のバランスも良好です。
通信断のときは?
一般的に監視カメラのWifiって接続距離を重視のために「2.4GHz」が利用されています。
この2.4GHzは届きやすいのですが、電子レンジに弱いです。私の環境(配置状況)では、電子レンジ利用時にほぼ切断状態になります。
通信断の際は、
- フレームの乱れが発生
- タイムラプスが終了して次のファイルが作られます。
こればっかりは監視カメラに内蔵された機能じゃない限り難しいですね。
※別記事になりますが、私はこのために環境の見直しを行いました。
最後に
タイムラプスは、時間の流れを「目に見える形」で表現する魅力的な方法です。Agent DVRを活用すれば、手軽にプロフェッショナルな仕上がりを楽しめます。
本記事を参考にタイムラプスにチャレンジしてはいかがでしょうか!?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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