自宅や店舗のセキュリティ、ペットや家族の見守り用途に欠かせないネットワークカメラ。
2025年8月21日に発売されたTP-Link「Tapo C260」は、4K(800万画素)の超高画質、AIによる顔認識、パンチルト機能などを備えた最新モデルです。
同社の人気モデル「Tapo C225」の進化版ともいえる本機は、より広い監視範囲と高精度な検知機能を実現しています。
この記事では、Tapo C260の外観・スペック・特徴・設置方法などをまとめて紹介します。
製品紹介
外観
コンパクトながらしっかりとした造りで、デスクや棚上だけでなく、天井や壁への取り付けにも対応します。ホワイトを基調としたシンプルなデザインは、インテリアにも馴染みやすい印象です。




- ステータスLED
- マイク
- カメラレンズ
- スピーカー
- USB Type-C
- リセットボタン
- MicroSDカードスロット
製品スペック・付属品
項目 | 内容 |
---|---|
発売日 | 2025年8月21日 |
実売価格 | 約10,450円 |
本体サイズ | 74.59×88.74×118.87 mm (横幅×奥行×高さ) |
重量 | 210.6g |
撮影解像度 | 4K 8MP(3840×2160px) |
フレームレート | 15・20・25fps |
カメラ視野 | 109.6°(対角) |
パンチルト範囲 | 水平360° 垂直116° |
F値 | F1.6 |
夜間撮影 | ○ ※高感度センサー ※850nm IR LED(最長12m) |
音声入出力・サイレン機能 | ○ |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n (2.4GHz / 5GHz) |
LAN | × |
AI検知 | 顔認識 人物 / ペット / 車両など |
ストレージ | microSDカード(最大512GB) クラウドストレージ(Tapo Care) |
防水・防塵 | ×(屋内利用) |
電源 | USB Type-C(5V・2A) |
付属品は、
- 本体
- 電源アダプター
- USB Type-Cケーブル(3m)
- L字型取り付けブラケット(天井や壁設置用)
- 取り付け用アンカー
- 取り付け用ネジ
- 位置決めシール
- かんたん設定ガイド

MicroSDカードは付属しません。現時点なら128GBがコスパ良しです。
※128GBのメモリで、4K画質&15フレームレートであれば、約96時間を連続撮影可能です。連続ではなく、検知時だけ撮影であれば、1年分以上はストック出来そうです。
類似機種との違い(Tapo C225との比較)
屋内、パンチルト、フィジカルプライバシーという共通点をもつ「Tapo C225」の上位機種という扱いです。
違いを簡単に書いておきます。
項目 | Tapo C260 | Tapo C225 |
---|---|---|
発売日 | 2025年8月21日 | 2023年4月20日 |
実売価格 | 約10,450円 | 約7,182円 |
本体サイズ (mm) | 幅:74.59 奥:88.74 高:118.87 | 幅:80 奥:80 高:112 mm |
解像度 | 4K 8MP (3840×2160px) | 2K 4MP (2560×1440px) |
視野角 | 109.6°(対角) | 視野角: 95° (対角) |
パンチルト | ○ | ○ |
人物認識 | ○ | × |
Wifi | ○ ※2.4GHz, 5GHz | ○ ※2.4GHz |
電源 (本体接続) | USB Type-C | DCジャック |
フィジカル プライバシー | ○ | ○ |
設置 | 卓上、天井、壁 | 卓上、天井 |
赤外線LED | ○ | ○ ※2種類搭載 |
カメラの魅力
高画質・夜間もしっかり撮影
4K(800万画素)の超高精細映像に対応し、細部まで鮮明に記録可能。スターライトセンサーにより、夜間や光の少ない環境でもカラー映像で撮影できます。

スターライトセンサー(高感度センサー)により、少しの明るさでもしっかり記録します。

赤外線LED(IR LED)の利用時は、モノクロ映像になるものの、暗い部屋でもしっかりと撮影可能です。

監視エリア
水平360°、垂直116°のパンチルト機能で死角を大幅に削減。動体検知とスマートトラッキング機能により、動く被写体を自動で追尾します。


人物識別
AI顔認識により、登録した人物を特定して通知。最大20人まで登録でき、データはローカル処理のためプライバシー面でも安心です。

フィジカルプライバシーモード
使用していないときはレンズを物理的に収納し、確実に撮影を停止します。
※Tapo C225と同様の機能です。

その他
- 双方向音声通話(ノイズキャンセリング付き)
- サイレン機能で侵入抑止
- microSDカード / クラウド保存に対応

設置
屋内型の監視カメラであるため、デスクや卓上への設置が基本です。

付属のブランケットを利用すれば、壁面や天井に取り付け可能です。
- ブラケット取り付けはビス止めが基本です。
- ブラケットを自作すれば両面テープで固定などの選択肢があるかもしれません(自己責任)。


よくある質問(FAQ)
- Q月額利用料はかかりますか?
- A
いいえ、かかりません。
※ただし、録画データをクラウドに保存したい場合はTapo Careに契約する必要があり、月額が発生します。MicroSDカードへの保存であれば費用は発生しません。
- Q電源の種類や長さは?
- A
カメラ本体にはUSB(Type-C)で給電し、ケーブル長は3mです。
市販品で5mのロングケーブルも売られています(ご利用は自己責任でお願いします)。
リンク※同じくUSB駆動のTapo C120は問題なかったので大丈夫だとは思うのですが。
- QTapo C260, C460, C560WS, C660の違いとは?(Tapo X60シリーズの違い)
- A
共通点は4K、Wifi(5GHz)対応です。主な違いは次の通りです。
型名 屋外可 パン
チルト電源 C260 × ○ USB
(Type-C)C460 ○ × バッテリー C560WS ○ ○ DCアダプタ C660 ○ ○ バッテリー リンク
最後に
Tapo C260は、4K画質・AI顔認識・広範囲パンチルトといった高性能を1万円前後で実現したコストパフォーマンスの高いネットワークカメラです。
防犯や見守り用途に加え、ペットやお子さんの様子を高精細で記録したい方にもおすすめできる1台です。

最後までご覧いただきありがとうございます!
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