2025年6月、Tapo C460に待望の 「24時間録画(24/7キャプチャ)」機能 が追加されました。
このカメラはもともと バッテリー式。つまり、基本的には充電で動作します。ソーラーパネルの接続も可能とはいえ、「連続録画なんて無理でしょ」と思われがち。
しかし、今回のアップデートでこの常識が覆りました。



私の環境では6/9(日)にアップデートがきました!
本記事では、
- C460で実際に24時間録画を設定して試した結果
- バッテリーのもち
- 使いどころ
などを詳しく紹介します。
そもそも「24/7」って何?
「24/7(トゥエンティフォー・セブン)」とは英語のスラングで、「24時間・7日間ずっと」、つまり 年中無休・常時稼働 の意味。

これまで、監視カメラで24/7録画と言えば、電源が常時供給される有線モデルの特権でした。しかしC460は バッテリー式でありながら、24/7録画を可能にする機能 を搭載したのです。
どうやって連続録画してるの?
バッテリー式カメラで連続録画を実現するために、C460は次のような工夫をしています。
- 動きがないとき
→ 一定間隔で静止画を撮影(低解像度) - 動きを検知したとき
→ 通常の高解像度・高フレーム録画に自動切り替え

これにより、電力の消費を抑えつつ、 「何も起きていない時間帯も記録する」 という目的を達成しています。
実際の設定や映像
設定手順:
アプリの「デバイス設定」より「24時間キャプチャ」を開いて有効化するだけです。


必要に応じて、
- キャプチャ間隔(例:1秒、5秒、10秒など)を選択します。
- スケジュール設定(例:毎日0:00〜6:00など)を指定します。


実際の映像はこんな感じ
前提ですが、
- 窓越しに空を撮影しました。
- キャプチャ間隔は「1秒」としました。
まさにコマ送り映像(タイムラプス)のようですが、しっかりと検知以外の映像を残せています。
アプリ操作時や動体検知が反応した瞬間は 通常録画(スムーズな映像) に切り替わります。
参考までに20秒に1回撮影の場合も載せておきます。
24時間録画のメリットは?
通常のセンサー録画だけだと、「動きを検知してから」録画が始まるため、決定的瞬間を逃してしまうことがあります。
でも24時間録画なら、
- センサーが反応する前の映像も残っている
- 万が一センサーが反応しなかった場合でも状況を把握できる
といった安心感があります。

バッテリーのもち、大丈夫?
気になるのは「バッテリーで本当に24時間録画できるの?」という点。
実際の使用感ですが、
- 撮影間隔「1秒」の場合、1日5%前後は消費しました。
→ ソーラーパネル併用でもバッテリー残量はトントンかマイナスです。 - 撮影間隔「10秒」や「20秒」にすれば、1日2%程度の消費です。
→ ソーラーパネル併用で、多少の晴れ間があればバッテリー残量はプラスです。

簡易的な24時間撮影とはいえ、このバッテリーのもちは好印象です。さすがに1秒間隔で運用するならば、撮影スケジュールを昼間だけとかにしたほうがよさそうです。
まとめ:バッテリー式でもここまでできる!
Tapo C460の24/7録画対応は、まさに バッテリー式カメラの常識を覆すアップデートでした。
- 完全連続録画ではないものの、動きのない時間帯も記録
- スケジュール&間隔設定でバッテリー消費と相談しながら運用可能
- 決定的瞬間の取り逃しを防げるという大きなメリット
すごいですね。

C460のデメリットをあげるなら?

あえてあげるなら・・・
C460のデメリットを上げるのであれば、
- 24時間撮影時のフレームレートは低めで音声は記録できない点。
- 検知時の録画開始の精度はモーションセンサー頼みとなる(固定電源式は画像判定による録画開始であり精度がより高い)
でしょうか。
トータル運用で考えれば、配線フリーという絶対的なメリットが強いと感じます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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