Tapo C530WS 登場!3K動画&パンチルトで死角なしの屋外監視カメラ

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2024年12月20日発売の屋外用セキュリティカメラ「Tapo C530WS」をご紹介します。本製品は、屋外での使用を想定しており、特に防犯対策に強力なカメラです。

実売価格は¥9,900で、コストパフォーマンスも抜群です。

主な特徴
  • 屋外用設計で、前後左右に動かせるパンチルト機能を搭載しており、死角なしで監視可能。
  • 従来モデル「C520WS」から進化し、3K録画に対応。
  • 高度な検知機能と夜間も鮮明に記録できるナイトビジョン機能が特徴。

この記事では、このC530WSの特徴や便利機能を詳しく解説していきます。

どんな製品なのか

簡単に言えば屋外に設置可能な監視カメラ(監視エリアも幅広い)で、スマホアプリで簡単に映像確認が可能です。本体スペックや外観をチェックしていきましょう!

アプリ「Tapo」は非常に使いやすいです

C530WSのスペックや外観

項目データ
実売価格9,900円
本体サイズ123.8 × 123 × 90mm
本体重量約400g (台座無し)
撮影解像度3K 5MP
(2880×1620 px)
F値F1.6
フレームレート15/20/25/30fps
固定視野112° (対角)
可動視野
(パンチルト含)
水平360°
垂直114°
ナイトビジョン・850nm IR LED (最長12m)
・内蔵スポットライト
動画圧縮H.264
記録ストレージMicroSD (~512GB)
Tapo Care (有償クラウド)
Wifi○ (2.4GHz)
LAN○ (PoE未対応)
設置卓上
天井
防水IP66 (本体)
電源9V DCアダプタ
その他マイク、スピーカー
双方向通話
Alexa, Google連携

屋外向けのパンチルト可能な防水カメラとしては、必要十分なスペックに仕上がっています(C5XXシリーズとの比較は後半に載せています)

  • IP66は強い雨ざらしでも耐えられる防水性能です。
    → ただし本体だけであり、アダプターは防水非対応のため注意しましょう!
  • 動画データは、内部のSDカードやクラウドサービスに保存可能です。
    → SDカードは付属していないため、別途購入が必要です。
SDカードは、これぐらいがお手頃価格で安定稼動します(公式サイトで動作確認済)。

映像記録に関する補足説明

  • SDカード128MBであれば連続で約92時間が録画可能(検知時のみ録画であれば1年以上はストックできますね)。必要な映像はスマホにダウンロードも出来ます。
  • クラウドオプション(Tapo Care)は有償ですが、本体自体が盗難にあったときにでも確認できるのは魅力です。SDカード+クラウドサービスという組み合わせも可能です。

※tapo careはクラウド録画だけじゃなく、サムネイル付属のリッチ通知なども付いてきます(月額費用は400円ぐらい)。

続いて外観をざっくりと説明します。

  • レンズ周辺にLED(ステータス・赤外線・白色)、マイクが搭載されています。
  • レンズ後方にスピーカーがあります。
  • 本体からは1本のケーブルが出ており、電源用とLAN用に分離します。
Q
電源ケーブルの長さは?
A

3mです。
次の製品を別途購入すれば延長は可能です(あくまで自己責任)。

・Inside Ø: 2.1 mm
・Outside Ø: 5.5 mm

Q
本体の大きさのイメージは?
A

350ml缶(66mm・115mm)を一回り大きくしたサイズです。数値だけ見るとコンパクトとは言いがたいですが、全体的に丸みを帯びているため、コンパクトには見えます。

比較画像です(画像はC510)。
Q
パソコンで監視は出来ないのかな?
A

公式情報によれば、パソコンを使った監視は正式サポート外ですが使用可能とのことです(後半に参考記事載せています)。

C530WSの代表的な便利機能

本製品は上下左右に首振り可能な監視カメラです。

3K動画とは?

「Tapo C530WS」の大きな特徴のひとつが3K動画対応です。

※画素数でいえば5MP(500万画素)です。

  • 一般的なフルHD(1920×1080)と比べ、3Kは約1.5倍の解像度(2880×1620)です。
  • 細部までクリアに映し出します。
    → 遠くのナンバープレートや細かいディテールもくっきり捉えられるため、より正確な監視が可能です。
イメージです。

パンチルト&自動追尾機能

本製品は水平方向360°、垂直方向も広範囲に動かせる パンチルト機能 を搭載しています。
さらに、自動追尾機能で動く対象をカメラが自動で追いかけ(ロックオン!)、死角をカバーします。

動作トラッキングのイメージ(公式サイトより画像引用)。
Q
カメラの横移動(360℃範囲)の可動粋は?
A

1回転はしません。
センターポジションを基点に左に180度弱、右に180度弱を組み合わせることで、360°の範囲を実現しています。部屋の中央天井に配置しない限り、困ることは無いと考えます。

Q
検知後の動きは?
A

動体検知をしている間は追い続けます。
撮影範囲内に動くものがなくなれば、元々の監視ポジションに戻ります。

Q
自動パトロールは?
A

パトロールモードを設定すれば可能です。事前設定したポイントを定期的に往復させることが可能です。

例えば、

  • 監視箇所1
  • 監視箇所2

→ 1分毎に自動切換えが可能です(最大8箇所まで設定可能とのこと)

※この辺りの機能はアップデートでの変更も度々あります。

高度な検知機能

動体検知や音声検知に加え、人の形状を認識するAI機能が搭載されています。
これにより、風に揺れる木の葉や動物による誤検知を減らし、より精度の高い通知を実現します。

検知時に警告音を鳴らすことも可能です。さらにLED点滅も可能です。

検知エリアはきめ細かい設定も可能です。

柔軟な検知エリア設定。

これらの設定もスマホのTapoアプリから簡単に出来ます。

双方向通話・Alexaなど対応

カメラにはマイクとスピーカーが内蔵されており、スマホアプリを通じてリアルタイムで話しかけることが可能。
訪問者への対応や、不審者に対する威嚇など、幅広い用途で活用できます。

また、AlexaやGoogleとも連携可能です。

ナイトビジョン

850nm IR LED(赤外線)と白色LEDを搭載し、夜間でも明るくクリアな映像を提供します。

  • 赤外線モード:周囲の様子を白黒映像で詳細に記録。
  • 白色LEDモード:フルカラー映像を実現し、不審者への威嚇効果も期待できます。

なお、明るいレンズ(F1.6)及びスターライトセンサー により、LEDを使用しない場合でも、わずかな光があればカラー映像で記録可能です。

ただし、暗い環境では映像に若干のノイズが発生することがあります。確実なのは白色LEDや常夜灯の組み合わせでしょうか。

カメラの設置について

Tapo C530WSは次の設置パターンがあります。

  • 天井
  • 壁面
  • 支柱
様々な設置パターン
側面設置
天井設置
ポールに固定

ポールへの固定バンドは別売りです。

ポールへの固定はバンド(幅12mm以内)を2個使います。

◇ 付属の電源アダプターは防水仕様ではありません。
屋外に設置する場合は配線ボックスに入れるなど、雨水がかからないような工夫が必要です。

◇ LANケーブル未使用の場合は付属のキャップで塞ぐ必要があります。

※LAN未使用者にとってはそもそもコネクタを外したい・・・。

類似機種との比較

別のC5XXシリーズと主要項目を比較してみます。

項目/機種名C500 (V2)C510WC520WSC530WS
価格\7,700\8,500\9,500\9,900
解像度1080p Full HD
(1920 x 1080)
3MP
(2304 x 1296)
2K QHD 4MP
(2560 × 1440)
3K 5MP
(2880 × 1620)
レンズF2.0F2.0F1.6F1.6
ナイトモード赤外線LED
白色LED
赤外線LED
白色LED
赤外線LED
白色LED
高感度センサ
赤外線LED
白色LED
高感度センサ
LAN端子××
防水IP65IP65IP66IP66

上記以外の機能はほぼ同じです。

※C500は2024年にハードウェアV2版が登場しています(V2版は白色LEDが搭載され、フレームレートが向上しています)。

こうして並べると、「C530WS」は

  • 上位機種「C520WS」をベースにしつつ、
  • さらに録画解像度を強化したフラッグシップモデル

といえます。

(この価格差であればC530WSを選択しておけば間違いないかもしれない)

関連記事・お役立ち情報

類似機種との比較、配線に関するリンクです。

お役にたてば幸いです。

最後に:Tapo C530WSはどんな人におすすめ?

「Tapo C530WS」は以下のような人におすすめです:

  • 屋外の広範囲を死角なく監視したい方
    → 定点で112℃(対角)の広範囲であり、さらに前後左右に稼動可能です。人物やペットの自動追尾やパトロールも出来ちゃう。
  • 夜間もカラー映像で記録したい方
    → 高感度センサー(スターライトセンサー)や各種LEDを搭載しています。
  • よりクックリとした映像で記録したい方
    3Kの解像度で記録します。

その高性能と利便性を考えると、家庭用から小規模な商業施設まで幅広い用途で活躍できる一台です。
気になる方はぜひチェックしてみてください!


その一方で、屋外の固定範囲(玄関前やガレージなど)だけを撮影したいのであれば、C320WSやC325WBも是非参考にしてください。特にC325WBのF1.0レンズ(高感度センサーあり)は、素晴らしい画質です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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