GitHub Copilotは、開発者の生産性を向上させるAIアシスタントですが、その知識やスキルを証明できる資格試験があることをご存じでしょうか?
今回、私は “GitHub Copilot Certification” に挑戦し、無事に合格しました!

へー


じゃん。
本記事では、試験の内容や勉強方法、当日の流れ、結果や感想についてまとめます。
これから受験を考えている方の参考になれば幸いです。
試験概要
私はオンライン受験ではなく、試験センターで受験しました。
試験の基本的な情報は以下の通りです。
- 出題数: 65問(うち5問は採点対象外の可能性あり)
- 試験時間: 2時間
- 難易度: やや簡単
- 試験費用: 99 USD

難易度は色々な試験を受けてきた私の感覚です。
詳細は後述しますが、結果として合格しました。
出題分野と勉強方法
出題分野
出題テーマについては以前まとめた記事があるので、以下のリンクを参考にしてください。
全体として、どちらかというと 管理者目線 の内容が重視されていました。
また、試験内容は 事前に提示されているテーマ に基づいて出題されるため、最近追加された機能は含まれません。
例えば、2025年2月時点では以下の内容は出題されませんでした。
.github/copilot-instructions.md
によるカスタム指示- Copilot Edits(直接的なコード変更機能)
- GitHub Copilot Pro では “Individual” という呼称を使用
- Free 版の存在を前提としない試験内容
勉強方法
Microsoftが提供するトレーニング資料(Microsoft Learn)をしっかり理解すれば、ほぼ問題なく合格できるでしょう。
この資料は試験範囲を網羅しており、計画的に学習すれば確実に役立ちます。
また、次のサイトで 無料のサンプル問題 を解くことができます。
さらに、時間があれば次のページを流し読みするのもおすすめです。
他の選択肢として Udemy で試験対策コースを受講する方法もあります。
例えば、
- GitHub Copilot Exam Prep: Ace Your Certification [2025]
このコースでは 420問 の問題を解くことができます。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 類似問題が多い
- 存在しない機能が含まれる
おそらく 生成AIを利用して作成された問題 であり、ハルシネーション(誤情報)が含まれている可能性があります。試験対策としては”一応”使えますが、過信は禁物です。
試験当日
GitHub経由で PSI に予約し、試験センターで受験しました。

試験言語は「日本語」です!

ピアソンVUEに早く対応してほしいね。
私は 新橋駅から徒歩5分の新橋航空会館テストセンター で受験しました。
- 10時予約でしたが、30分前の到着が推奨されていたため、9時20分に会場入り
- 身分証明書は 運転免許証 を使用
- 写真撮影なし
- 持ち込み可能なものは 身分証明書と配布されたメモ用紙・鉛筆のみ(試験終了後に回収)
- 予約時間前に試験が開始でき、9時30分にスタート
試験時間は 2時間 でしたが、私は 1時間 で終了しました。
急げば 40分程度 で解けるでしょう。
内容は 満遍なく 出題されます。「責任あるAI」や「コンテンツの除外設定」など、幅広い範囲がカバーされていました。
ただし、Microsoft Learn を理解していれば問題なし!
結果と感想
試験結果
私のスコアは以下の通りです。
Overall score:83%
試験Domain | スコア |
---|---|
Domain 1: Responsible AI | 75% |
Domain 2: GitHub Copilot plans and features | 78% |
Domain 3: How GitHub Copilot works and handles data | 77% |
Domain 4: Prompt Crafting and Prompt Engineering | 80% |
Domain 5: Developer use cases for AI | 100% |
Domain 6: Testing with GitHub Copilot | 80% |
Domain 7: Privacy fundamentals and content exclusions | 88% |
合格ラインは明示されていませんが、合格 しました!
試験の価値
この試験を取得すると、GitHub Copilot の導入リーダー のような立場で活動できる可能性があります。
単なる「Copilot を使えます」という証明以上に、
- 安全性の確保
- 活用場面の説明
といった側面で役立つ資格だと感じました。
今後、私が GitHub Copilot を推進する立場になった際には、この知識を活かしていきたいと思います!(笑)
ご参考までにCredlyのデジタルバッチを張っておきます。

- Credlyでデジタルバッチを発行できます。
- 公開URLなどを使って第3者(転職先など)に簡単にアピール出来ますね。
まとめ
GitHub Copilot Certification は、GitHub Copilot を活用する開発者や管理者にとって有益な資格です。
- Microsoft Learn を活用すれば 合格可能
- オンライン受験より 試験センター受験 のほうが楽
- 試験時間は2時間だが、1時間程度で解答可能
- 満遍なく出題 されるが、事前学習で対応可能
これから受験される方の参考になれば幸いです!
コメント
つい先ほど、自宅@PSI Online にて、日本の運転免許証にて受験することができました。
(試験官からの「身の回り・机の回りの撮影、スマホを手の届かないところへ」等の指示は、英語チャット)
結果は 44/60、合格ラインは40と表示されていました。(ギリギリ、パーセント表示ではありませんでした)
試験予約時のFirstName/LastNameと、試験予約時に事前登録した本人確認画像(日本の運転免許証)に記載されている日本語の氏名とが一致していれば、画像的にOKと判断できるのかなぁと思いました。
PSI Online、GitHub Copilot examは、日本の運転免許証で受験できた、、という一例の報告でした。
>とみぞぅ様
貴重なコメントありがとうございます!
なるほど、「事前登録が日本語」ですか、それなら運転免許証でもいけたんですね。
(運転免許証も政府発行のちゃんとした証明書ですもんね)
その視点で再度検索してみましたが、PSIの別試験で同じような方もいました。私の誤解でした。申し訳ない。
別途、記事のほうも修正させていただきます。
合格おめでとうございます!