この度、2016年製造の三菱掃除機(Be-Kシリーズ)が急に動かなくなりました・・・。ヘッドのパワーブラシが回転するだけで、本体のモーターが動きません。
パワーブラシだけ動いてもゴミをまき散らすだけじゃん。
あまりお勧めしませんが、(突然のことなので)少し延命させたく、掃除機本体のモーターの「カーボンブラシ」を交換したときの記録となります。
では早速!以下、目次です。
交換
準備!
準備しておきましょう!
- カーボンブラシ
→ 詳細は後述します。 - プラスドライバー
- ケースオープナー
→ カバー開けるのが楽です(マイナスドライバーで代用可)。 - 作業空間
→ カーボンで黒くなります。さっと拭けば取れますが、カーペットや畳だと辛いでしょう(その場合、新聞紙等でカバー)。 - 半田ごて(確実性の向上)
→ 精密部ではないため、40w級が扱いやすいです。 - やすりやニッパー等
- まとまった時間と気合
→ 1時間以上は欲しいです。内部のクッション洗ったり乾かしたりすることも考慮すると、もっと欲しいです。
カーボンブラシの入手
三菱電機のBe-Kシリーズ掃除機@2016年製のカーボンブラシは型番「M11E13631」のようですが、なかなか売っている場所がないようです。
以前はヨドバシカメラさんで扱っていたようですが、残念ながら取り扱いが終わってました。
そこで、カーボン部だけAmazonで仕入れることにします(28 x 10 x 6 mmのサイズ)。純正ではないため、どの程度持つかはわかりません。(けど約800円で数年も持てば万々歳です)
メーカー純正部品は別のサイトで売られている場合もありますが、在庫はほとんどないようです。けど、こちら(↓)が入手出来れば、交換はかなり楽になります(ニッパーやハンダ等は使わない)。
分解&交換
本体を分解して、モーターについている2個のカーボンブラシを目指します。
本体裏側のネジを1個外してカバーをマイナスドライバーやプラスチックオープナーで開けます。
カバーを外すと、さらにビスが2箇所程度隠れている為、外しておきます。
続いて、本体取っ手部分のカバーを外していきます。そこにもネジが2つあります。
そんなこんなでモーター部を覆っているカバーも外すことが出来ました。ここまで合計5個のネジを外していますが、全部同じ種類でした。
クッションを外します(後で洗います)。
モーター部分(ケース)を取り出します。特にビスで固定とかは無かったです。
モーターケースからモーター部を取り出します。テープのようなもので止まっていたため、綺麗に剥がしました(元に戻すときに使います)。
さらにモーター部もクッションで覆われていますが、こちらもしっかり洗いましょう。カーボン粒子でめちゃくちゃに真っ黒です!少しずつ削られるカーボンの大半は、このクッションがしっかり吸収してくれたんだなぁとしみじみと感じます。
カーボンブラシ(2箇所)はネジで止まっているため、外します。カーボンはほぼすり減ってます。
カーボンブラシの金色の金属部分を叩いたりしながら外していきます。
金色カバーから銅線をペンチで取り外します。取り外した部分は凸凹しているため、金属やすりで削って平たくしました。
続いて、今回購入したカーボン部(カーボン棒+ばね)を取り付けながら元に戻せば完成です!!
<補足>
- 2個とも交換しています。
- 半田でくっつけると確実です(付けすぎ注意)。
→ 付けすぎたりズレると金色カバーがうまく入らなくなって、将来的に外れちゃうかも。(外れると動かなくなります)
復旧写真は特にないですが、問題なく動きました!すごい!延命だ!
(おまけ) 電源ケーブルのリール
長年使っていると電源ケーブルの戻りが悪くなります。
モーターの横にあるリールは特にネジなどは無く、簡単に外すことが出来ます。
せっかく開けましたので、リールを何回転かさせて、バネのテンションをアップさせておきました(バネを外すわけではなく、リールを回転させるだけなので簡単です)。
長年の劣化があるので、完全に戻ったわけではありませんが、確実に戻りが良くなりました。
感想
全体的な劣化は感じられるため次回故障時は新品を買うつもりです。
私が疎いだけなんですが、自分で交換される方は結構いるようです。
交換時間は1時間かからなかったですが、もっと簡単に交換できる機構なら良いなぁって思いました。(けど通常は数年持つし、本体コストを抑えるために仕方ないのでしょう)
今後の掃除機の予算は組みつつ、追加で3年程度もってくれれば万々歳です!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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