〜500タイトル収録の実力はいかに〜
世の中には、なぜか強気なキャッチコピーを掲げたガジェットが存在する。
今回購入したのは、そんな「ちょっと怪しげ」なポータブルゲーム機だ。

パッケージには、堂々と次の文字が並ぶ。
- 500タイトル収録!
- 3.5インチ液晶画面搭載
- 2Pコントローラ付き(二人対戦可能)
- テレビ出力可能
……うん、情報量が多い。
本当にこの価格帯(\3,000~\3,500)でそこまで盛れるのか?
というわけで、2025年のこのタイミングで、あえて検証してみることにした。
外観とハードウェアまわり

まず手に取った印象は、「想像以上にちゃんとしている」。
プラスチック感は強いものの、極端に安っぽいわけでもない。
側面は、
- 電源ボタン(スライド式)
- テレビ出力用端子
- 充電端子(USB Mini)※ 2Pコントローラ接続兼
- 音量調整ダイヤル
が並ぶ。

バッテリーが取り外し式
特筆すべきはバッテリー。
昔の携帯電話を思い出すような、取り外し可能なタイプだ。

- 交換できるのはメリット
- ただしバッテリー残量は一切わからない
突然電源が落ちたら、それが“お知らせ”という仕様である。

充電ケーブルの端子は少し懐かしいMini型 USB端子(Microですらない)。
起動と初期設定
電源を入れると、1秒以内に起動。
この点は素直に感心した。

初回起動時に選べる言語は、
- 英語
- 中国語
のみ。
日本語は存在しないが、メニュー構成はシンプルなので操作に困ることは少ない。
コントローラの操作感
ボタンの感触は、
「悪くはないが、少し硬め」。
- 慣れれば問題ない
- ただし、アクション系を長時間遊ぶと指が疲れそう
2Pコントローラも付属しており、二人対戦が可能なのは地味に嬉しいポイントだ。
並ぶタイトルたちの正体
ゲーム一覧を開いた瞬間、こう思った。
あ、これは“そういう世界”だな。

見覚えのあるような、ないような、
どこかで聞いた気がするようなタイトルがずらりと並ぶ。
なお、タイトルの一部は重複している。
そのため、
- 表記上は「500タイトル」
- 実質的にはそれよりかなり少ない
体感としては、100タイトル前後は遊べそう、という印象だ。
ゲーム内容と再現性について
正直に言おう。
- メジャーそうなコンテンツは一部だけ
- 大多数は、いわゆる「クソゲー」寄り



操作するとすぐ終わるもの、
何をしていいかわからないもの、
開始5秒で満足してしまうもの。
ただし、これはこれで味がある。
再現性は高くない
ゲームの挙動については、
- オリジナルより動作が高速
- 音が微妙に違う
- タイミングがズレる場面もある
いわゆる「完全再現」とは言えない。
※以下、ぼかしてますがプレイ動画です(音あり)
総評:今の時代には物足りない、でも…
冷静に見ると、
- 再現性は高くない
- 名作をじっくり遊ぶ用途には向かない
- 今のゲームに慣れていると物足りない
ただし、
「怪しいものを触る楽しさ」
という一点においては、しっかり役割を果たしてくれる。

しばらくは、
何も考えずに適当なタイトルを起動する用ゲーム機として、
個人的に遊んでみるつもりだ。


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